Project

KAMIIKEDAI 2155

竣工:2009年8月31日

敷地面積:629.55㎡

建築面積:441.42㎡

延床面積:2,535.82㎡

 従来の集合住宅の不満を解消し、
快適に風の抜ける空間を実現する

01従来の集合住宅が持つ不満点を解消する

北側が正面で南北ともに眺望のよい敷地に、1階は店舗と駐車場、2階以上は集合住宅、最上階は施主住居をつくる計画です。一般的な集合住宅においての不満点は、風が抜けないことでした。玄関扉を半開に固定し、全ての部屋の扉を開けることで、ようやく風が入ります。そんな不満を解消し、快適に風の抜ける都市住居を目指しました。集合住宅の居間やバルコニーは南側に取るのが一般的ですが、この土地では全ての住居を南北両面に開け、南側に窓先空地を不要とすることで、風が抜けないという集合住宅の問題点を解消しました。また、北側にバルコニーを持つことで洗足池の豊かな緑を眺めることができ、快適に風の抜ける空間を実現しました。

022住戸の一体化を可能に

賃貸住戸の構造体は、メゾネット2戸分で1つのフレームになっており、その内側の壁と床は構造計算に含まれておりません。そのため、各戸はそれぞれ中廊下以外の自由な位置に吹き抜けを設けることができました。また、将来の改修の際には、この床と壁は穴を空けたり撤去することが可能です。2戸分を1戸にまとめ、大きな住戸として分譲することも想定しています。コンクリート躯体には、仕上げのスチールプレートと断熱層が全体を保護するように覆っています。また、大地震の際にも建物が損傷が受けないように、免震構造を採用しています。

03内外を繋げる開放的な庭園を持つ施主住居を実現

最上階の施主住居については、眺望を楽しめる屋上庭園がある2世帯住居という要望を受けていました。庭園を最大とするために、2枚のスラブを浮かべて間をガラスで多い、そこを上部階としてすべての個室をつくりました。庭園レベルは屋外からの繋がりを意識し、木製の全開可能な建具で区切り居間とし、段差なしで屋内空間から屋外と繋がる開放的な居住空間を実現しました。南北に高層建築が無く、プライバシーを守りながら眺望を楽しめる希有な場所を生かした住居となっています。

プロジェクト事例
(設計部門)Case Study Projects

メールでのお問い合わせ

マンション・ビル・ホテル用地、収益物件、戸建用地情報求む
※底地・借地権、再建築不可、相続問題に関わる不動産用地情報もコンサル致します。